バスと鉄道

バス利用情報サイトを本格的に運営してきました。2000年代当時、地方の路線バス情報は乏しく、webを探しても見つからないこともありました。

そこでバス情報を鉄道並みにするべく、基礎知識を生かしながら趣味活動とは明確に区別しつつ調査・取材して「誰でもわかるバス」をweb上で実現させてきました。

その期間は2007年から2020年までの13年間です(一部休業期間あり)。

人々のニーズを探り当て、ユーザビリティを高めるために毎日が試行錯誤の連続で疲労困憊することもありましたが、大変やりがいのある活動でした。また、現地調査でバスにたくさん乗ることになり、それは旅のような気分も味わえ、いささか贅沢な時間だったなと思っています。

webのサービスに本格的に取り組んだのはこれが最初です。技術面ではCMSやグラフィックソフトを扱うようになって自分自身も大変勉強になりました。CUDなどもかじりましたね。

鉄道改善運動などに首突っ込む

地元の鉄道路線の問題点について、改善を求める利用者の声がリアルとバーチャルで集約され、議員を介して鉄道会社交渉へ発展するという珍しい展開になったことがあります。

今では何か社会的な問題があった時、Twitterなどで声が集まって一大運動となることがありますが、当時はTwitterのような便利なツールがないため、声が上がったとしてもバラバラで大きな力になることは難しかったのです。

そんな中、ブログ×利用者×議員×リアルな人脈がうまく噛み合い、見事に「沿線住民の声」としてまとまり、鉄道会社に直接届けることができたのです。

当時ブロガーとしてこの運動を少しばかり手伝えたのは貴重な経験でした。

鉄道ファン歴=年齢

鉄道趣味は物心付く前から興味を示していたそうなのできっかけは全く覚えていません。自分にとってずっと当たり前すぎて逆に書きづらいのですが、鉄道という仕組み全般の愛好者です。

路線バスについては、5歳くらいの時、駅から少々遠い場所に住んだことで身近な存在になったことがきっかけです。「鉄道のように決められたルートで決まった時間に人を運ぶもの」として興味が湧きました。

林英奈(藤田博士) 海辺で暮らすwebクリエイター

りん・はな。1979年日本生まれ、松戸市小金育ち。地方発web案内人。よる。